あの子が嫌いなピーマンを食べられるようになるまでのお話 ➁
前回の続きです。
前回の記事もよければご覧ください。
お弁当のミートボールの下に隠されていたピーマンを残したしんちゃん。
お迎えに来たお母さんに状況を話しました。
年少さんの第一の目標は、幼稚園を好きになってもらうことです。
初めての場所に連れてこられて、大好きなお母さんと引き離される。
子どもたちの中には幼稚園のことをそういう嫌な場所だと思う子もいます。
それは食事の時間にも言えます。
幼稚園が好きになっても、食事の時間がネックになって、幼稚園を嫌がる子もいたりしました。
年少さんは特に、お母さんと離れて食事をするのが初めての子もいます。
そんな状況の中で、お弁当に嫌いなものが入っていたり、量が多すぎて食べきれなかったり…
このようなことが子どもたちの気持ちに大きな負担になってしまうかもしれません。
(するとしたら、幼稚園に慣れてきて、子ども自身も気持ちに余裕が出来てからです。)
なので、年少さんのはじめの頃はまずはお弁当の時間が苦にならないように、好きなものをなるべく入れたり、あまり量を入れすぎないように気をつけてもらっています。
なんとか苦手なものを克服して欲しいというお母さんの気持ちもわかりますが、とりあえずしばらくは好きなものを入れてあげて欲しいことを伝えました。
それからしばらくはしんちゃんのお弁当にピーマンは入っていませんでした。
しかし、一週間ほどがたったある日…
またもやミートボールの下にピーマンが!!!
しんちゃんは少し固まっていました。
(お母さん、我慢できずにいれっちゃったのかなぁ~…)
どうしよう…あまり無理させるとかわいそうだしなぁ…
とりあえず一つくらいは食べようか…そう思った私は、あることを思いつきます。
(今回は前と違ってピーマンに気づくのが早かったから……試しに一回やってみよう。)
しんちゃんとピーマンの激闘は続く…!