保育士のマミ子、子育てはじめました!

試行錯誤で毎日奮闘中!

あの子が嫌いなピーマンを食べられるようになるまでのお話 ③

前回の続きです。

 

前回の記事もよければご覧ください。 

 

 

mamiko7.hatenablog.com

 

 

ミートボールの下に隠されたピーマンに気づいて固まるしんちゃん。

 

ですが私は、今回と前回で明らかに違う状況だということに気づきます。

 

そう、まだ他のおかずやご飯が残っていること。

 

前はピーマンだけが最後に残ってしまっていたのですが、今回は発見が早かったので他のご飯たちも健在です。

 

 

そこで私はある作戦を試してみました。

それは…

 

ミートピーマン作戦。

 

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大げさな言い方をしましたが、要は他のものと食べて味を薄められるかなと思ったのです。

 

私はしんちゃんの大好きなミートボールを、ピーマンと同じくらいの大きさに切り、(ミートボールは味も濃いめだし、ピーマンとの相性もいいのでばっちりです!)しんちゃんの口に運びました。

 

緊張の一瞬。

 

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作戦が見事に成功!!!!

 

まだ上手にお箸を使えないしんちゃんに代わり、ミートボールを切ってピーマンとのセットを作ってあげました。

 

セットになったミートピーマンをゆっくりながら食べ進めるしんちゃん。

 

その日はなんと完食することが出来たのです!

 私は他のお友達にむけて、しんちゃんが頑張ったことを報告しました。

「しんちゃんが苦手なピーマンを頑張って食べたよ!」

 

 

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「ほんとうだ~!」

「すごいね~!」 

 

 

クラスのみんなに声をかけてもらい、しんちゃんは照れくさそうに、しかしとても嬉しそうに笑っていました。

 

幼稚園や保育園の利点の一つは、お友達がいることです。

このように、お友達と励まし、認め合うことで、頑張る意欲がわいてきたり、自信に繋がったりします。

このような関わりが、成長においてすごく背中を押してくれるんです。

 

 

 

しんちゃんもお友達に声をかけてもらえたことで、誇らしげな顔をしていました。

 

 

 

もちろんお迎えの時にお母さんに報告です。

お母さんはピーマンを入れたことに罪悪感が少しあったそうですが、食べられたという事実を聞いてほっとした様子でした。

 

「しんちゃんの為にも、焦らずゆっくりやっていきましょう。今日食べられたからといって、明日からどんどん食べよう!となると、しんちゃんも嫌になってしまうと思うので。」

 

お母さんに伝えると「そうですね、気をつけます。」と申し訳なさそうに笑っていました。

 

 

 

その日から、度々ミートボールの下にピーマンが入るようになってきたのですが、ミートピーマン作戦で最後まできちんと食べきるしんちゃん。

 

ですが、たまにピーマンに気づかず他のおかずを食べきってしまって、涙。

 こういうときもあるのでした。

 

次回、ラストです。

 

 

 

※誰にでもこれが効果をなすわけではありません。あくまで私の体験に基づいた話です。ですが、これで苦手なものが食べられるという子もいると思うので、試してみる価値はあるのかなと思います。

決して無理に食べさせることはしないであげてくださいね~!