母の価値観の押しつけがつらかった話 ➁
おはようございます、マミ子です。
前回の続きです。
まだの方は前回もご覧ください。
高校入学のタイミングで、母に習い事のピアノを辞めて女子バスケ部のマネージャーになりたいと話した私でしたが…
母は馬鹿にしたように言いました。
なんでここまで言われないといけない?
私がしたいことをしてはいけないのか?
私のやってみたいという気持ちは尊重してくれない?
色んな感情で頭の中はぐしゃぐしゃでしたが、私は昔から母に反論するのが怖かったのです。
それに、母の機嫌を損ねてまで自分のしたいことを貫いて、これから先ずっとしんどいのが続くのかと思うと、一気に気持ちが落ちてしまいました。
そんな私は母の言う通りにすることに決めたのです。
その方が、きっと自分も楽だから。
兄はピアノを捨てたけれど、私は捨てなかった、えらかったねって思ってもらえるから。
みんなが部室にそれぞれ散っていく中、私は授業が終わるとまっすぐ学校を出ます。
校門を出るまで響くみんなの声や音がしんどくて…
MDプレイヤーの音量をガンガン上げて自分の世界に浸っていました。
私はピアノが嫌いではなかったので、ピアノを練習すること自体が嫌だったわけではありません。
ただ母のあのときの対応が、心のどこかにずっとひっかかっていました。
そして、同じような事件がこの後にも起こったのです。
次回に続きます。