保育士のマミ子、子育てはじめました!

試行錯誤で毎日奮闘中!

意外なNG!笑われたと思う子どもたち

こんにちは、マミ子です!

 

今日は幼稚園勤務の際に実際あった話をしていきます。

 

 

 

 

これはどちらかというと、保育士さんたちに参考にして欲しいなという内容になっています。

 お母さん方も、うちの子でこんなことあったなという方は、是非気をつけてあげて欲しいと思います。

 

 

子どもと大人の感覚の違い

 

私の担当は年長児。

その日は参観日当日です。

母の日が近かったので、お母さんにメッセージのプレゼントを発表する時間がありました。

 

 

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年長さんともなると、しっかり言葉で伝えることが出来ます。

 

そのときの女の子はとっても上手にお話しできました。

お母さんは感情豊かな方で、普段からよく笑う笑顔の絶えない方でした。

周りのお母さんも「かわいい~」「いいわね~」と、自然と笑い声が上がります。

 

とても温かい、良い雰囲気でした。

 

 

しかし、

 

 

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その様子にお母さんもびっくり。

 

余談ですが、こんな風にハプニングが起きても落ち着いて対処しましょう。

先生が慌てると、子どもたちも親御さんも不安になります。

しっかり子どもに対してフォローし、親御さんに対しても「大丈夫」ということを伝えてあげましょう。

 

そして参観が終わり、落ち着いた頃に女の子に話を聞くことにしました。

 

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私はてっきり緊張で涙が出てしまったのかと思っていたので、話を聞いて驚きました。

 

あのときの雰囲気はとても良いもので、周りのお母さんの笑い声もとても温かいものでした。

冷ややかな声を出していた人は1人もいません。

 

しかし、この子はその笑い声を「温かいもの」とは受け取らず、ただ「笑われた」と感じたんです。

そして「笑われる」ことは「恥ずかしいこと」。

みんな私を見て笑っている。恥ずかしいことをしてしまったんだ。

そう思ってしまったんだそうです。

 

その子には、お母さんや周りの人たちはどういう気持ちで笑ったのか、ゆっくり、しっかりと話しました。

すると理解してほっとしたのか、女の子に笑顔が戻りました。

 

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その後お迎えに来たお母さんに事情を説明。

お母さんも「そんな気持ちになってたなんて、思いもしませんでした」と驚いたようでしたが、納得して帰られました。

 

私たち大人にとっては当たり前のことも、子どもたちにとってはこれから学んでいくことっていうのはたくさんあります。

 

その一つを学んだ日になりました。

 

大人の感覚で接していると、子どもの本当の気持ちに気づけないかもしれない。

と少し怖さも感じましたね。

きちんとそのときの子どもたちの気持ちに、真摯に向き合っていこうと改めて思いました。

 

 

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それからも、お母さんのうれし涙を「お母さんが泣いてしまった」と悲しくなる子など、似たような出来事がありました。

 

なのでこれらの経験から、私が気をつけていたことは

 

事前に、こういうことがあると教えてあげることです

 

 

たとえば発表会の前に

 

「お母さんたちは、みんなの発表を見て、すご~い!と喜んで笑うかもしれない。でもそれは、みんなが頑張っている姿をすごいなー!嬉しいなー!と思って笑っているんだよ。」

 

「感動して泣いちゃうお母さんもいるかもしれないね。でもそれは悲しいんじゃなくて、みんながこんなに大きくなったんだ…と思って、嬉しくて泣いているんだよ。」

 

だから心配せしなくていいんだよ。堂々としたらいいんだよ。

と、丁寧に話します。

 

事前にこういう話をしておくだけで、子どもたちの心境は大きく変わりますし、落ち着いて物事に取り組むことが出来ます。

 

子どもたちがつまづいている所を見つけ、それに対して事前に対処する、これは保育士にとってとても大切なスキルです。

これについてはまた詳しく別の記事を書きたいと思います。

 

 

 

 

 

おわりに

 

いかがでしたでしょうか。

お家ではあまり参考にならないかもしれませんが、同じような経験がある方は事前に声かけなどなさってみてください。

これからもこんな感じで、保育士目線の話をさせていただきますね!

 

大人の常識を子どもたちに押しつけないように、気をつけていきましょう!

 

それでは、また明日!