幼稚園で最も気をつけているセキュリティーの話
おはようございます、マミ子です。
先日元職場の同僚と話をしていて、少しトラブルがあったことを聞きました。
子どものお迎えに母親とは違う人(そのときは叔父)が来ていて、(事前にお迎え変更の連絡も無かったので)母親に確認の電話を入れてから子どもをわたすと文句を言われたのだそうです。
私が務めていたときも、似たような経験がありました。
なので今日は、幼稚園のセキュリティーの話をしたいと思います。
幼稚園には毎日たくさんの人が出入りします。
園児に保護者に、業者の方など……
私たちが何より一番気をつけているのは、子どもたちの安全です。
保護者の方たちは私たちを信頼した上でお子さんを預けてらっしゃいます。
私たちはその信頼にお応えしないといけません。
実際園ではどんなことを気をつけているのかというと…
子どもたちの登園時は門が開いているので、必ず先生が玄関に挨拶に出ています。
基本は朝一の子どもたちに対応するためですが、怪しい人物が入らないように気を配るためでもあります。
そして時間になったら重い門扉を閉め、玄関の鍵はしっかり施錠。
その後の来客はインターホンで確認してから門扉を開けるようになっています。
不用意に開けることは絶対にしません。
そして、一番怖いのはお迎えの時です。
私の園では、基本いつもはお母さんがお迎えとしていますが、よく他の家族も迎えになるという方には前もってメモを出してもらっています。
(例)「基本は母、月曜日は仕事の都合で祖母が来ます」
みたいな感じです。
もし最初の時点で伝えていなかったけれど、急遽お迎えが変更すると言うときは、お迎えの時間までに電話をするか、朝の時点で子どもにお迎え変更の手紙を持たせてもらうようにしています。
そしてこれはバス登園の子も同じです。
バス停までのお迎えが変わるときも連絡が必要になります。
こういう場合はきちんと園に電話をし、保護者の方に連絡をしてもらいます。
そして確認が取れてからお子さんを降ろします。
時間がかかってバスに遅れが生じますが、子どもの安全を確実にするためにはやむを得ません。
軽い気持ちで別の人に頼んでいたり、家族間の連絡が行き届いていなくて、祖父母の方が勝手にお迎えに来ていたり……
年に何件かはあったような気がする………。
この場合は保護者の方にもこちらから、安全の為なので決まりを守るようにもう一度話をします。
確認作業後にお子さんを手渡すと、怒りをぶつけてくる方もいらっしゃいます。
気分を害された!!と………
冒頭の元同僚の話もこのパターンですね。
ですがこちらとしては考え方を伝え続けるしかありません。
最近家庭の事情で離婚されているご家庭も多く、たとえお母さんお父さんといっても、気軽にお子さんをわたせる状況ではありません。
以前私が受け持った子で、「夫の暴力で家を飛び出してきているので、来ても絶対に子どもをわたさないでください」と言われたお母さんがいました。
結局お父さんは来ませんでしたが、そういうことも現実では起こりうるんだと実感しました。
考えるだけでめまいがしてきそうですが……
悲しいことに、このような事件は実際に起きているのが事実です。
これくらいなら大丈夫だろう。
ちょっとくらい…一回だけなら…
この油断が怖いんです。
せめて私たちが預かっている間は、こんなことには絶対にしたくない。
私は子どもを預かっている間に、もし!怪しい人がやってきたら……
たとえ差し違えてでも、子どもたちには手を出させない。
それくらいの気持ちで日々過ごしていました。
これは決して大げさな表現ではありません。
現場にいた先生たちの誰もが思っていたと思います。
少し重い話になってしまいましたが、それくらい安全に気をつけているということです。
なので是非保護者の方たちも、先生の言う決まりはきちんと守ってくださいね(^^)
そこにはきちんとした理由があります。
そしてそれは、お子さんを守るためでもあります。
保育者の1人として、お伝えさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
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